データの議論は、ビジネスやマーケティングだけではなく、僕達の都市生活のあり方を考える1つの視点でもある。行政の情報を公開するオープンデータという議論も、透明性だけだけではなく、僕達の生活を豊かにする、という視点の中でもっと議論がされてほしい。
テクノロジーの進化の先には、僕達がどのように暮らすか、どのような都市にしていくか、という都市づくりへの関与の余地が広がっていく。直接民主主義的な動きが広がっていく中、日本において改めて民主主義とはなにか、という議論もしていかないといけないのではと思う。
WIREDで今回書いた内容(データが都市をアップデートする:2020年の「未来都市」に必要なイノヴェイション « WIRED.jp http://wired.jp/2014/05/13/citynext2014/)は、プロモーション企画ではあるものの、MSが取り組もうとしているのは、都市のあり方と僕達に普段の生活を見つめなおすための1つの試みでもあると思う。
事例の中にでてくるバルセロナの「The City Protocol Society」や、先日FabLab を取材した http://engineer.typemag.jp/article/civicdesign-fablab にも書いた Smart Citizen もそうだけど、市民自らがシビックプライドを持って都市に関わろうとすることがこれからますます起きてくる。
こういう時代の中で、僕達はテクノロジーの話だけではなく、戦後からずっと続いている民主主義について、やはりみんながしっかりと向き合っていかなければいけないのだと実感する。
データが都市をアップデートする:2020年の「未来都市」に必要なイノヴェイション « WIRED.jp http://wired.jp/2014/05/13/citynext2014/
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