2012/12/25

ハードとソフトを融合させたこれからのものづくりを考える−『ものアプリハッカソン』が大阪で1月26日開催



オープンソースハードウェアや3Dプリンタなどが次第に普及してきたことで、スモールチームでのハードウェア生産などができるようになってきました。これによって、自由な発想やアイディアをもとに新しいビジネスに挑戦していく人たちも増えてくると、色々な面白いことができる時代になったと感じます。

もともと町工場が盛んなことでも有名な大阪。ロケットの部品なんかも作っている世界に誇る技術をもっている町。そうした、これまでの町工場とITの技術とを掛けあわせた新しいハードウェアづくりの人たちを一同に集め、インターネットやスマホと連動した「生活を変えるオリジナル電子機器」を短期間でつくるハッカソンを、大阪市が主催になってイベントを開催するそうです。

個人や企業単位ではなく、市などの行政がこうしたこれからのものづくりに対して意識をもち、支援していく動きは、今後益々大きくなっていくと同時に、日本がもつこれまでの技術を水平展開させるなどして、新しい活用法を見出したり、新しい技術と古い技術とを掛けあわせて新しい発想で生み出される技術ができてくる可能性があると思います。

そうした、「ハードウェア×ソフトウェア×ハッカソン」と題した『ものアプリハッカソン』が1月26日、27日の両日で開催されるそうです。詳細などはこちらからぜひ。

東京だけでなく、大阪などもこうした動きが盛んになっていくことを期待すると同時に、日本各地にあるこうした技術のアーカイブを、これからの新しい時代にどう対応していくか、それぞれにとっても課題だと思います。

興味のある人はぜひ。

【ワークショップ】ものアプリハッカソン!!|大阪市グローバルイノベーション創出支援事業
■開催日時
2013年1月26日(土)9:00~20:00
2013年1月27日(日)9:00~19:00
■申込締切日時
平成25年1月13日(日)24:00
■開催場所
アーバンイノベーションホール(新阪急ビル9F)
■対象・定員
ものづくり系技術者 15名
Web系プログラマー 15名
その他(マーケター、プロダクトデザイナー等) 10名
※応募多数の場合には書類選考により参加者を決定。
■参加資格・条件
◯ものづくり系技術者
Arduinoを使用した電子機器を製作した経験のある方。Arduino言語によるスケッチ作製の経験のある方。
◯Web系プログラマー
Webアプリケーションの開発経験のある方。java等の言語でのAndroidアプリの開発経験のある方。
◯その他(マーケター、プロダクトデザイナー等)
デザイン思考などのデザイン手法について学習をした方又は興味のある方。ものづくりで生活を変える新しい提案をしたい方。
■参加費
3,000円(税込み)
■主催
大阪市
■共催
公益財団法人 都市活力研究所

詳細、申し込みはこちらから

2012/12/21

社会に対し新しい文化を作り出すGranma本村さんの挑戦−途上国の女性にナプキンを届けるソーシャルビジネス支援【Ready for?】


Granmaの本村さんが、クラウドファンディングのReady for?にて、プロジェクトを掲載しています。「小型生理用ナプキン製造機によってフィリピン農村部の女性にナプキンを届けます」ということをミッションに、BoPビジネスの支援をおこなうプロジェクトです。

そもそも、インドなどの国々では、ナプキンを使用するという文化がまだまだ根付いていません。10%程度というニュースもあるように、なかなか女性の生理用品に対して価値を見出し、製品を作り出すという意識が向いていない状況なのです。

そうした中、ムルガナンサン氏というインドの方が、男性でありながら女性のための安価なナプキン製造機を作り出そうと、何年もかけて試行錯誤しながら機械を製造することに挑戦しているのです。(製造などのストーリーはReady for?に記載。

そもそも、女性に対してナプキンが困っているのでしたらナプキンを直接提供すればいい、という発想もあるかもしれません。しかし、それでは、製品を買ってお終いであり、その後のスケールがまったくしません。そうではなく、ナプキン製造機を作り出し、安く丈夫な製品を作り出し市場に提供すると同時に、製造機を作り出しそこに雇用を生み出し、それに携わる女性がナプキンに対して意識を向け、そして自分たちも使うことでさらに利用者が広がっていき、そこから文化が形成される、という動きなのです。

これはまさに、資本主義による市場原理をうまく利用して、問題解決を図るソーシャルビジネスであり、途上国の人ちちのアイディアと行動力、そして製造機を発明し作り出そうという発明と行動力こそまさにBoPビジネスでもあり、そこから新しい社会的な文化が形成されることこそ、グラスルーツイノベーションなのだと言えます。

こうした、社会的な問題を、ビジネスとアイディアによって行動し、そして発展させていき、イノベーションを生み出すというアクションこそ、いまの社会にとって必要とされているものなのです。こうした一つ一つのアクションから、世界は変わっていき、そしてこれらに対して僕らが意識を向け、少しでもいいから僕らが物を買ったり使ったりといった経済的な行為をおこなうときにこそ、意義のある価値交換をおこなう人たちに経済がまわる仕組みをつくっていかなければいけないのです。

社会的なインパクトやイノベーションを生み出すには、いまの資本主義的な社会においてはお金は必要不可欠です。なにもお金を重要視するというわけではないが、お金という価値交換がおこなえる媒介を使い、意味のある価値交換をおこなうためには、製品のバックボーンや歴史、物語を知る必要があります。同じ500円でも、どんなものにその500円を使ったかで、500円という価値では計れない違った価値が生み出される可能性があるのです。自分が価値交換をしたその500円がどのように経済の市場として流れ、そしてまた自分や社会に還元されるか。そうした市場と僕たちとの間に流れるものをどこまで想像できるか、ということこそ大事なのだと思います。

いま現在、このプロジェクトは12月27日23時までクラウドファンディングで資金を調達しています。こうした活動に対して価値交換をおこなうことが、自分と社会とを結びつけ、そしてまわりまわって自分にも返ってくる、ということを感じる一つのきっかけになれるのかもしれません。



本村さんとは、本村さんが運営しているGranmaが開催している「世界を変えるデザイン展」などを通じて時折お話をさせていただいています。9月におこなった「VISINARY PITCH」でも、このムルガナンサン氏のナプキン製造機のことについてお話してもらいました。企業やおこすイノベーションは、新しいベンチャーを通じて起こることがしばしあります。こうした社会と自分たちとの接点を生み出し、社会全体の価値交換の中において意義のある活動をしている人たちに対し、なにかアクションを促進できる支援ができればと日々考えています。

僕らの一つ一つの日々の行動をどうしていくか。こうしたプロジェクトからも、考えることができると思います。ぜひみなさん、応援してください。




2012/12/20

Yes We DO−小さな一歩を踏み出すことから未来は変わっていく。だからこそ、行動しよう

16日に衆議院選挙、東京では都知事選挙がおこなわれました。結果に対して、それぞれに色んな意見があると思います。思ったような結果がでなかったと思う人もいるかもしれません。もちろん、「たられば」論をしたりすることもできます。けれども、それなりの仕組みをもちいてある程度の賛同をもとに選挙をおこなうことが、民主主義の一つの形であることは免れません。

では、僕らはこれからどうすればいいか。

その形は、今回の選挙などで、小さな一歩かもしれないけど、様々な動きがおきたことは間違いありません。前回の2009年と違い、改めてネット選挙の重要性を感じたと思います。One Voice Campaignが5月から動きだしたのも、その大きな気づきに対して、社会に対して発信できたと思います。もちろん、次の通常国会においては、早急にネット選挙運動の解禁、そして、政治の世界においてインターネットの活用がおこなわれるための動きをしていかないといけないと考えています。

同時に、今回の選挙ではOne Voice Campaign以外にも様々な人達が政治参加、選挙への意思表示をする活動が活発になりました。せんきょCAMP,勝手に!せんきょいいんかいI WILL VOTEなど、選挙への意識喚起、投票率をあげようと活動した方々の動きは、短い時間でも様々な動きがおこなえる一つの形だったと思います。合わせて、Teens Opinionなどのように、10代の人たちの意思表示をおこなうなど、選挙権をもっていない人たちの意見を吸い上げてる形は、これからの社会を担う20代、そして10代の人たちにへの大きなリーチができたのだと感じます。

もちろん、今回の結果に対して、僕らは受け止めなければいけません。しかし、自分の1票が無駄になったと思ってはいけません。自分がいれた1票、自分がいれた政治家に対しては、自分がしっかりと応援したという気持ちを伝えてください。自分がその人に、その党にいれたということを忘れてはいけません。投票は終わりではなく、そこからがスタートなのです。衆議員となった議員を見つめ、間違いがあれば指摘をし、そして正しいことや自分が賛同できることに対してはきちんと応援の姿勢を示さなければいけません。政治家を見つめることは、僕ら市民の役割なのですから。

だからこそ、今回の選挙の活動や、これまでの日本の政治の状況を考え実感するのは、政治に対して瞬間的なものではなくもっと恒常的に、日常の中にいかに政治や選挙への意識を持ち続けるデザインをしていくのかということです。様々な活動をしていると、まわりが投票や選挙への関心があたかも高いと感じてしまう恐れがあります。しかし、社会全体で見ればまだまだ大きな変化は起きてない。当たり前だが、社会なんてそんなすぐには変わらない。そんなすぐに変わっては社会としての維持機能が果たせなくなってしまう。だからこそ、実は目の前の生活を見直し、そこから小さなシフトを起こしていくことから、社会に対するアクションは行えると考えます。

自分の身の回りにあることに対して疑問をもつこと。そのことをまわりと共有し対話をおこなうこと。そこから自分と社会との接点を見出すこと。そのために、自分の半径5mにいる人達の幸せを考え、そして、その気持ちをペイ・フォワードしながら、違った誰かに伝えていく文化を醸成していくこと。そうした小さなことからでしか、社会は変わっていかないのです。もちろんそれは時間はかかるかもしれない。でも、それが確実で地道なものだと僕は信じています。


また、今回のように10代の人たちが政治に対して少しでもアクションをしていこうと思う意識が生まれたのは、僕たち大人は考えないといけません。若者が悪い、若者はダメだと言うその言説は、そうした若者を作った大人たちの仕組みによってできたものだと言えます。が、それに対して文句を言っても仕方ない。今を生きる僕たちは、今生きているこの環境の中から未来を見つめ今後を考えないといけないのです。だからこそ、10代でこうして盛り上がりをみせたことは大人はその思いを汲み取り、僕らもそうだけど次の世代に対して恥じることのない行動をしていかないといけない。

未来の歴史家からしたら、今回の選挙は2011年3月11日に起きた地震以降の大きな国政選挙の位置づけ。それでいて、民主党から自民党へと政権交代がおこなわれた節目な選挙だったと語られます。その語りは、おそらくいまを生きる僕たちが思っている以上のものかもしれません。未来の人たちから見て、いまの僕たちはどう映っているのか。未来の子どもたちに対して、何かよいものを一つでの残せたのだろうか。そうした思いを持ちながら、いまを生きていかないといけない。

今回の選挙の結果が振るわなかったからと言って諦めてはいけない。諦めては意味がない。でも、確実に一歩は歩んでいる。だって、今回で僕たちはさらに色々と学んだから。僕たちでも、声をあげれば少しでも波が起こせてこと。そして、10代の人たちが未来に対して希望をもっているということ。だからこそ、僕たちはこれからも行動していかないといけない。2008年のオバマ大統領が当選したときのキーワードは「Yes We Can」だった。だとすると、今の日本には、「Yes We Do」なのかもしれない。僕はやればできる。僕らが行動すれば未来は変わる。だからこそ、行動しよう。身近なところから一歩を踏み出そう。そこから何かが変わるから。

「Yes We Do」
僕らが行動すれば未来は変わる。未来が変われば僕らも変わる。だからこそ、行動をやめてはいけない。小さな一歩でのその先に未来があると信じて。





2012/12/13

「投票」というアクションをもっと楽しく


週末が衆議院選挙、東京都に住んでいる人は都知事選があります。

ネット選挙の解禁ができていない中、各党色々な方法で情報を発信したりOne Voice Campaignなどの動きが一つのきっかけとなって「せんきょCAMP」や「Teens opinion」、「勝手にせんきょいいんかい」「I WILL VOTE」「デモクラシー2.0」など、様々な動きがおき、多くの人たちが自分たちで社会に対して働きかけをし、これからの未来について考えようと呼びかけなどをしています。

そんな中、個人でもちょっとしたことで選挙への意思表示ができる手段があったりします。ちょっと前に、韓国でもおこなわれたものなのですが、投票所の前で自撮り写真を撮ってそれをSNS上にアップしよう、という活動がありました。若い人が投票に行かない、とよく言われますが、そうじゃないよ、という発信をする一つとして、投票に行ったということの証明を、写真を使ってアップし、まわりに発信するという活動です。いまの日本でおそらくあとひとつ足りないであろうことは、「投票に行く」ということをデザインしなおすことなのだろうと思います。「なんとなくダサい」「面倒くさい」というようなマインドから、「ちょっと楽しい」という意識を向けるためのコミュニケーション・デザインができると、投票や選挙への意識が向けられるのではないかなと思います。

もちろん、自撮りは苦手でという人は、「投票証明書」を投票したときにもらい、その様子を写真にあげる、ということもいいかもしれません。上にある写真のような用紙を、投票が終わったあとに座ってる立会人の人たちに聞くと、用紙をいただけます。ちなみに、過去の選挙のときにも、こんな感じでTweetしたりしてました。





自分の行動ログ的な要素もあるのですが、投票に行った、ということをきちんとまわりに発信し、社会に対して自分の意思を表現することも、個人ができる一つのアクションだったります。誰々に入れた、ということや、誰にあなたも入れてと呼びかけることは公職選挙法に触れるため、誰に入れたということは書けませんが、投票に行ったよということは問題ありません。自分の意思で投票に行き、きちんと責任を果たすことは大事だと思います。誰にいれても、その責任を自分がもち、自分なりの根拠と納得をもって投票してもらえたらと思います。誰に投票するか、投票行為というものに正解はありません。そのかわり、きちんと自分なりに情報などを集め、納得して投票をおこなってもらえたらと思います。

ちなみに、投票証明書自体は各自治体によってバラバラなので、デザインなども違ったりするので、逆に言えば、ちょっとおしゃれなものやデザインが凝った投票証明書があると、投票に行ったことのプレミア感がでるかもしれませんね。また、実はあまり知られていないことかもしれませんが投票証明書を持参すると割引がおこなえるお店や商店が全国にあります。高級ホテル半額、CD割引… 「投票すると割引」セール続々登場 : J-CASTニュースというニュースでもあるように、自治体独自で試行錯誤したりしています。こうした動きがもっと活発化し、「投票に行ってビールを飲もう」とか「投票行った人だけの割引サービス」とか色んなインセンティブがあってもいいかもしれません。

他にも、いまの時代だとFacebookでイベントをたてて、同じ選挙区の人たちみんなで同じ時間に投票所に行こう、というような突発的なイベントにしてもいいかもしれません。住民票が地元に残している人なんかは、選挙のときに地元に変える口実や、地元の友達と会う良いきっかけかもしれません。そうした、投票行為を促進するようなアイディアをみんなでブレストしても楽しいかもしれません。

選挙というのはある意味でお祭りに近いものがあります。自分たちの街や国の代表を決めると同時に、自分が社会に対して意思表示ができる一つの方法です。選挙の肴に、日頃考えている社会の問題について友達や家族と話す機会にしてもらえればと思います。そうして、投票や選挙を少しでも楽しくするための仕掛けや企画、それらを含めた行動デザインを作り上げることから、政治についての興味関心が高まる社会になると思います。

2012/12/11

10代も投票しようーTeens Opinionで投票体験を、そして自分たちで社会をつくる意識をもとう #teensopinion




「10代だって投票に参加しよう」。

日本の法律においては、20歳を超えた成人のみが、選挙権が与えられます。1月の成人式で「君たちには投票権が与えられます」という訓示を受けても、おそらくいまの日本の若い人たちにしてみれば急に投票権をもらっても、という思いを抱くような社会になっているように思われます。

しかし、20歳になった瞬間から政治や選挙に興味をもて、というのはなかなか難しい話。そうではなく、投票するという体験や、政治や選挙になにかした興味をもつ仕掛けや、行動を促すデザインアイデアが、これからもっと大切になってくると思います。One Voice Campaignでも取り組んでいる「ネット選挙運動の解禁」は、まさに、こうした日頃の意識を向けるために、政治の世界とインターネットなどのツールを使い、時代に応じた新しい形の政治参加の仕組みをデザインし直す一つのきっかけとしての活動だと考えています。

そうした中、今回の衆議院選挙の投票がまっただ中ないま、友人であり高校生にして会社を起業した吉田拓巳くんが、10代のための模擬投票サイト「Teens Opinion」をリリースしました。模擬投票といえば、これまでに、高校などの学校教育の現場で政治について学び、実際に投票をしてみるというワークショップをおこなう未成年”模擬”選挙や、前回の衆議院選挙においてTwitterのアカウントを使って模擬選挙をおこなったGood Net Votingなどの試みがなされてきました。




今回のTeens Opinionは、Facebookのアカウントを使ってログインし、ログインすると意見などの書き込みができるページ、そして投票機能がおこなえるサイトです。特徴的なのは、Facebookというほぼ実名で運用されているようなサイトであることの、実際の選挙に類似していること、また、生年月日などから照合し、20歳以下でないと投票できない(なので、投票したい人は、ぜひ現実の投票所に足を運びましょう)という、ウェブならではの現実との相補関係をつくり、10代の人たちに投票体験をするきっかけを提供しています。もちろん、20代の人たちは書き込みなどをして、参加している人たちとインタラクティブに交流することができます。また、サイトオープンにさきだし、様々な分野の著名人から一言コメントをいただいており、僕もコメントをさせていただきました。




こうして、ネットでの選挙活動ができないいまでも、投票を呼びかけようと試行錯誤を試みるサイトや、USTなどを通じ、多くの人たちと対話を通じ選挙の投票率を上げ、自分たちでこれからの民主主義をつくろうと活動する「せんきょCAMP」など、様々なサイトが立ち上がってきました。One Voice Campaignを作ったきっかけも、こうした、ネット選挙運動の解禁のみならず、政治のネットの利用による新しい社会の参画のあり方を示す一つのきっかけをつくり、まさに、No VoiceからOne Voiceへと、僕らが自分たち自身で社会や自分たちの生活について考え、そして行動し、声をあげ、思いを共有した様々な人たちと一緒につくりあげていくような世の中になっていけたらと考えています。そのために、自分になにができるか、面白いアイディアがあれば仲間と共有し、そこから小さくてもいいからなにかアクションをとっていくことで、社会は変わっていくと思います。

ネット選挙が解禁したところで、すべてが変わるとは僕も思っていません。しかし、何かがかわるきっかけにはなると思います。いまの政治の世界にとって、あまりに現状の仕組みは私たちが日頃考えているような仕組みと乖離しています。そうではなく、政治のあり方をアップデートし、いまの時代に政治や社会がどうあるべきか、今一度みんなで考えるための一つに、インターネットがあるのです。そこをきっかけに、僕らがどういった社会をしていきたいか。改めて考えないといけないのです。


誰かが社会をつくるのではなく、僕たちで社会をつくっていく、という思いをもち、多様な考えの人たちと対話を重ねながら社会をつくっていく、これから新しいあり方を担っていければと思います。

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