情報通信総合研究所の志村一隆さんとは、TBS総研の「あやとりブログ」でご一緒した中で、編集者の河尻亨一さんや、コミュニケーションデザインの仕事をしている境治さんなど、諸先輩方に混じりながら僕も末席で寄稿をさせてもらっています。(最近、寄稿ができていないのが大変申し訳ない)
志村さんとは、テクノロジーやデザインがこれからの未来をどう作るか、そこに広告やメディアがどう変わっていくのか、といった議論を普段からさせてもらっている。「あやとりブログ」でも、テレビとソーシャルメディアの関係の未来についてなどの言論をしており、僕も時折意見などを交わしている間柄です。
僕のテーマの一つでもあるインターネットやテクノロジーを通じた都市や政治の未来について何ができるか、といったことを考える中、ご一緒にイベントに登壇させていただくことも増えてきました。今回、4月15日にも志村さんや編集者の河尻亨一さん、TV局の編成担当をされている那須惠太朗さんや独自の番組製作をされている宮城テレビの小野寺悠記さんらと、イベントに登壇させていただくこととなりました。
テーマは「オープンデータがTVやメディア、広告・コンテンツをどう変えるか」といった内容で、経営者や広告プランナーの人たちなどが参加するセミナーの一席として位置づけていています。少人数なセミナーですが、広告関係者やTV局関係者に、現状のオープンデータを通じた地域で起きている出来事や、テクノロジーがどう政治や行政とか変わっていくのか、オンラインやオフラインといったものは次第になくなってきている中で、ビジネスのあり方もこれからますます変わってくる中で、コンテンツ製作や企画プランニングに何ができるのか、といったことを、事例などをもとに参加する方々と意見交換ができればと思っています。
以下から、申し込みができます。お時間のある方はぜひご参加ください。
オープンデータがTV、メディア、広告・コンテンツを激変させる セミナー https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14106.html
<以下、概要>
セミナー要項
開催日時:2014年4月15日(火)午後2時~午後4時
会場 :AP秋葉原
東京都台東区秋葉原1-1 秋葉原ビジネスセンター
(03)5289-9109
受講料:1名につき 32,400円(税込)
同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 27,000円(税込)
備考:
重点講義内容
オープンデータは、新たなビジネス創造のツールであり、またメディアの在り方が問われる動きでもある。インターネットにより、メディアは情報を運ぶプラットフォーム化された。また、オープンデータにより、政府までもがプラットフォーム化する。
こうした行政、政治の透明性を強化するオープンデータは、『宝の山』と言われているが、TV・メディア・広告・コンテンツ業界においてはどんなビジネスチャンスがあるのか?
本講演では、豊富な海外、国内の事例から、既存の業界動向や現状を踏まえた上で、より現実的・建設的な議論を通して、次なるビジネスチャンスを探る。
<1>オープンデータとビジネスインキュベーション、欧米メディアの先端
(株)情報通信総合研究所 グローバル研究グループ 主任研究員
志村 一隆 (しむら かずたか)氏
【14:00~14:20】
1.リニューアルされた電子行政、eGovernment
2.米英のオープンデータ憲章
3.メディア側の反発 -FREEかOPENか-
4.プラットフォームとしての政府
5.透明性とメディアの役割の変化
6.オープンデータ時代にVine、Youtuber、ソーシャルなコンテンツを
メディアはどう取り入れるか?
7.ソーシャルTV、スマートTVの次なる進化
<2>オープンデータとローカルメディア
TOKYObeta編集者・ジャーナリスト
江口 晋太朗 (えぐち しんたろう)氏
【14:20~14:35】
1.日本で広がるシビックハッカー
2.CODE for JAPANの活動
3.行政とデジタルエンジニアの新たな関係性
<3>オープンデータと変わる視聴率、広告・コミュニケーション
銀河ライター・東北芸工大客員教授
河尻 亨一 (かわじり こういち)氏
【14:35~14:50】
1.コミュニケーションの方法が変わる
2.ワークショップ、場作りの重要性とマネタイズ
3.リアルなコンテンツ、表現の変化
4.動画広告の台頭
<4>サンテレビ独自の取組みと今後の展望
(株)サンテレビジョン 編成局編成部 部次長 東京担当 兼 経営企画室
那須 惠太朗 (なす けいたろう)氏
【14:50~15:05】
1.「マスコミ」から「マチコミ」へ
2.阪神・淡路大震災で学んだミドルメディア領域への挑戦
3.メディアが提供する災害・復興情報について
4.ローカルメディアとしてのテレビ局の在り方と次なるビジネスチャンス
<5>宮城テレビ放送独自の取組みと今後の展望
(株)宮城テレビ放送 営業局 事業部 担当部長
小野寺 悠記 (おのでら ゆうき)氏
【15:05~15:20】
1.ローカルテレビマンはブルーズマンである
2.ローカルテレビ局の経営課題
3.ローカルに根差すメディアとしての強みとビジネスチャンス
4.東日本大震災からの学び
<ディスカッション>
【15:20~16:00】
≪パネリスト≫
江口 晋太朗 氏/河尻 亨一 氏/那須 惠太朗 氏/小野寺 悠記 氏
≪モデレーター≫
志村 一隆 氏
<質疑応答/名刺交換>
講師プロフィール
志村 一隆(しむら かずたか)氏
1991年 早稲田大学卒業、第1期生としてWOWOWに入社。2001年 モバイルコミュニティを広告ビジネスで運営するケータイWOWOWを設立、代表取締役就任、業界の先駆けとなる。2007年より情報通信総合研究所で、メディア、インターネットの海外動向の研究に従事。2000年 エモリー大学でMBA、2005年 高知工科大学で博士号。
『明日のテレビ-チャンネルが消える日-(朝日新書)』、『ネットテレビの衝撃(東洋経済新報社)』『明日のメディア(ディスカヴァー21)』が絶賛発売中。ツイッターはzutaka
江口 晋太朗(えぐち しんたろう)氏
1984年生まれ、福岡県出身。編集者、ジャーナリスト、コンテンツディレクター。執筆活動や、情報設計や情報環境デザインをもとにしたコンテンツ企画制作、プロデュース等を手がける。オープンデータやオープンガバメントの推進による市民と政治・行政の新しい形を模索するOpen Knowledge Foundation Japanや、行政サービスの刷新とシビックハッカーコミュニティを作るCode for Japanなどに所属。著書に『パブリックシフト ネット選挙から始まる「私たち」の政治』(ミニッツブック)、『社会をパブリックシフトするために2013参院選 ネット選挙の課題と未来』(ミニッツブック)など。
河尻 亨一(かわじり こういち)氏
1974年生まれ、大阪市出身。早稲田大学政治経済学部卒業。雑誌「広告批評」在籍中には、広告を中心にファッションや映画、写真、漫画、ウェブ、デザイン、エコなど多様なカルチャー領域とメディア、社会事象を横断する様々な特集企画を手がけ、約700人に及ぶ世界のクリエイター、タレントにインタビューする。現在は雑誌・書籍・ウェブサイトの編集執筆から、企業の戦略立案およびコンテンツの企画・制作まで、「編集」「ジャーナリズム」「広告」の垣根を超えた活動を行う。
那須 惠太朗(なす けいたろう)氏
1968年生まれ、兵庫・西宮市出身。1991年 (株)サンテレビジョン入社。2008年 神戸大学大学院経営学研究科MBAプログラム修了。阪神・淡路大震災時は報道サブデスクを担当し、ライフライン報道の企画開発に係わる。現在は東京支社編成部にて編成戦略の立案、コンテンツ・ライツビジネス、番組制作、放送業界のリサーチ、経営企画を担当。バラエティ番組「戦国鍋TV」、アニメ「AKB0048」など独立放送局共同制作番組のプロデュースも行う。2013年1月に担当プロデューサーとして自社制作したコメディ時代劇「よってこ てんてこ め江戸かふぇ」は、平成25年度文化庁芸術祭ノミネート作品となる。
小野寺 悠記(おのでら ゆうき)氏
1990年 早稲田大学商学部卒業、(株)宮城テレビ放送入社。営業部、東京支社営業部、制作部、業務推進部、営業部、事業部、現在に至る。
参加申し込みはこちら。
https://www.ssk21.co.jp/seminar/S_14106.html
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