2014/02/28

インプレスR&Dが発刊している『インターネット白書2013−2014』に寄稿させていただきました



インプレスR&Dさんが毎年出版している『インターネット白書』。その、2014年度版の『インターネット白書2013−2014』の第5部:社会動向の「オープンガバメントの動向」について、寄稿させていただきました。発売は1月31日に電子版の発行、印刷版の予約受付が開始したそうです。

そうそうたる方々の中の一人として寄稿させていただき、大変ありがたく思います。また、今回はオープンデータの動向やネット選挙解禁の意味、オープンガバメントといった、ネットと政治、ネットと行政など、インターネットが誕生して20年以上がたったいまだからこそ、ビジネスだけでなくこうした公共の部分との関係性が強くでているのも特徴的かなと思います。

インプレスとしても、初めてネット選挙やオープンデータ、オープンガバメントに関してまとまったものを書いたという意味でも、一つの転換点だと感じます。他にも、IoT、ウエアラブル、ビックデータなどなど、これから考えるべきキーワードが盛り込まれた一冊になっているのではないでしょうか。

目次は、いかのようになっています。

<<目次>>
10大キーワードで読む2014年のインターネット
第1部 ネットビジネス動向
第2部 クラウド・データセンター事業者動向
第3部 通信事業者・インフラ動向
第4部 製品・技術動向
第5部 社会動向
付録 インターネットの主な出来事2012.04→2013.10

今回から、これまでの印刷された書籍を書店に並べるのではなく、電子書籍とオンデマンド印刷による次世代出版のNextPublishingによる発行形式ということ。こうした業界誌は、一般の人ではなく関係者が購入するのがほとんであるため、書店に並べるよりも事前注文を行うほうが、コスト化もできるし効率化できるのでしょう。



価格をみるとわかりますが、2013年版は電子書籍版が1,800円(税別)、印刷書籍版が2,800円(税別)と、これまでと比べると半額以下となっています。電子書籍と出版という視点からみても、新しい取り組みなのではないでしょうか。

さらに、1996年からこれまで10年以上もの間続けてきた『インターネット白書』の内容を、すべてネット上に公開する「インターネット白書アーカイブ」という取り組みも、同時にスタートしました。

インターネット白書ARCHIVES http://iwparchives.jp/


インターネットのこれまでの歴史を俯瞰するだけではなく、過去にもっている情報をきちんと公開し、誰もが自由に閲覧できるようにするという、自身が持っている情報をいかに多くの人に読んでもらうかという情報の媒体としてのメディアの本来の位置づけを、こうして白書を公開するということで表現しているのではと思います。

1996年から毎年欠かさずに継続してこられた歴史と、そこに詰まっているこれまで書かれた寄稿者それぞれが描く現代と未来予想の分析をきちんと知るという歴史を踏まえることが、これからの未来をつくる一つの重要なリソースになるのではないでしょうか。

インターネット白書のように、研究し、レポートすることの重要性と、それらをアーカイブしていくことは、とても重要です。同時に、これからはインターネット白書というネットに留まること無く、都市計画やデザイン、テクノロジーと社会との関わり方を考え、分析することが必要です。

真のイノベーションとは、たんなる技術革新だけではなく、科学の進歩と、それによって社会課題を解決するという、科学と技術と社会の間には円環的な関係を持つことが大切です。過去に書かれた方々の内容を改めて読み返しながら、これからのインターネット含めた社会のあり方をしっかりと考え、分析し、アクションへと結びつけていければと思います。


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