2013/01/03

NYの歩道を誰でも使えるコミュニティにしていく−Softwalksが仕掛けるアーバンプロジェクト




NYに行ったことがある人なら分かると思いますが、NYの歩道はいたるところで骨組みされた道路がつくれられおり、とても無機質な様子が多い。

そこで、Howard ChambersとBland HokeがたちあげたSoftwalksが、そのNYの道路の街を、様々な人が休んだりたまり場をつくったりすることができるプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングのKickstarterに掲載をしています。


椅子やプランター、ジュースなどが置けるカウンターや歩道用のライト、そして歩道の上にアートなどのデザインを書くことができるスクリーンなどをつくり、街に彩りと住んでいる人たちのためのコミュニティをつくるプロジェクトです。ちなみに、このプロジェクトは「2012Fast Campany Innovation by design Awards」を授賞しており、大きな注目を浴びているプロジェクトでもあります。
“街”というのは、様々な人が行き交う場所であると同時に、ちょっとしたときに人とおしゃべりをしたり本を呼んだり休憩したりということができる場所がいたるところにあります。家の中だけでなく、街の至るところがコミュニティとして機能させるためのツールを用意することで、その街への愛着や街の景観や意識を向ける仕掛けを作るべきだと思います。

街はただ通るための場所ではなく、そこに住人やそこに通う人たちすべてにとって大切な場所です。すべての関わりのある人たちで街をつくりあげる。そんな仕掛けが、日本でもできたらなと思います。

ちなみに、Kickstarterでは実際に椅子やライトなどをSoftwalksの2人が自宅に設置してくれるリワードがついています。街のツールと同じものを使い、自分の家と同じ様子を街にも作り出す。家と街を分離させるのではなく、家も街も大切にしよう、というメッセージが込められているのかもしれません。

参考原文 Kickstarting: A Bid To Turn NYC's Sidewalk Scaffolds Into Social Spaces | Co.Design: business + innovation + design

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