2013/09/14

社会を私たちごと化するために。まちづくり・コミュニティデザインをテーマにしたウェブマガジン「マチノコト」をリリースしました


9月1日の日に、コミュニティデザインマガジン「マチノコト」をリリースしました。

このサイトは、もともと防災情報マガジン「Standby」という名前でした。NPO法人スタンバイを運営する港区議会議員の横尾俊成さんが発起人となり、greenz.jp編集長のYOSHさんや友人で編集者・コンテンツディレクターのJunyaMoriくんらがアドバイザーとなって運営していました。

2011年3月におきた東日本大震災を経験した私たちは、いざというときのために備えをしておかなければいけないことを痛感しました。しかし、防災に関する情報が集まっているメディアがあまりありませんでした。そこで、防災に関する様々な情報やイベントを企画し、地震に対する備え、防災というものをより身近な問題として認識してもらうために、2012年9月1日に「Standby」はリリースされました。9月1日は防災の日であり、9月の上旬は防災週間として様々な企画やワークショップなどを行っていました。

1年近く運営してきたStandbyのメンバーは、防災に特化した情報を発信していく中で、「防災」という問題にフォーカスすることで、元々防災に興味を持った人にしか届いていないのでは、という考えになりました。もともと「防災」と強く意識して活動するものではありません。防災といった問題解決のためには、自分が住んでいる地域や、近隣に住んでいる人たちとの地域コミュニティなど、身近な問題を通じて街のことについて考え、そこから地域のことだけでなく、社会について考えるきっかけとなってきます。防災というシングルイシューではなく、政治や行政、街のことについて考えるきっかけを作ることで、そこから防災も含めた、教育や医療など様々な社会問題に目を向けやすくし、日々の暮らしに新たな気づきがでてくるのでは、といった考えに至りました。

そうした、防災だけに特化しない形にするべきではないか、といった相談を横尾さんから受け、上記にあるように地域コミュニティやまちづくり・コミュニティデザインにフォーカスしたものにしたらどうかと、Junyaくんと一緒に提案し、現在の「マチノコト」へとリニューアルすることとなりました。ありがとうございました。

リニューアルの詳しい経緯などは、発行人の横尾さんへインタビューした記事を「マチノコト」に掲載しています。そちらをご覧ください。
マチノコト » Standby、そして「マチノコト」へ。発行人・横尾俊成が語る防災とまちづくりの未来

サイトリニューアルに際しては、友人でウェブデザイナーの那須カズノリさん(MINIMAL DESIGN)にデザインしていただきました。サイトのコンセプトをきれいにデザインしてくださり、また、迅速な対応で素晴らしいサイトにリニューアルができました。

地域のコミュニティを作り、身近な問題に目を向け、そして自分たちの力で市民社会を築くための情報を発信していくこと。これは、6月に出版した『パブリックシフト』で書いたことにもつながっています。『パブリックシフト』は、ネット選挙をきっかけに政治を私たちごと化していく社会にこれからなっていく、といった内容を提示をしました。その中には、いわゆるな国政のような国レベルの「政治」ではなく、地域の問題やまちのこと、自分が住んでいる地域や暮らしをどうよくしていくかを考え、行動していくことこそが本来の「政治」であり、私たちが今すぐにできることだ、と書かせていただきました。自分が住んでいる地域の問題に気づき、そしてその問題解決のためのアイデアを考えたり、実際に行動してみたりすることから、「私たちの政治」は始まっていくのです。

だからこそ、社会をパブリックシフトしていく一つのメディアとして、「マチノコト」が考えるコンセプトや動きは、リンクしているのです。10月に発売する、横尾さんの書籍『社会を変えるのはじめかた〜僕らがほしい未来を手にする6つの方法〜』も、まさに今私たちが生きている社会を私たち自身の手でどう作っていくか、といった内容になっています。この本は、まさに『パブリックシフト』とはからずも物語がつながっているのです。そうした横尾さんと僕の考え、そして友人のJunyaくんの編集やコンテンツ作りといった動きにより、これからの社会にとって必要なアイデアや取り組みを「マチノコト」なりに編集し、届けていけるのではと思っています。

参議院選挙も終わった中で、参議院選挙での内容やそれらを踏まえた今後をどう考えていくかといった内容を書いた私の2冊目の書籍も、9月末か10月上旬に出版を予定しています。その本の中で、「これからの社会を考える5つのポイント」といった項目があるのですが、その中に、まさに「マチノコト」とリンクしたこととして「シビックプライド」を挙げています。シビックプライドとは、自身の街に愛着や誇りを持ち、日々のコミュニケーションなどを通じて街を良くしていこうとする意識を持つことです。まさに、「マチノコト」で表現したいことの一つが「シビックプライド」であり、地域のあり方を考えるコミュニティデザインをもとに、新しいまちづくりを私たちで実践していくことが求められているのです。

まだまだ始まったばかりの「マチノコト」ですが、一緒に「マチノコト」を作っていきたい編集やライターを募集してます。今後は、NPO法人スタンバイの事業の中で行政と連携した取り組みや、引き続き防災関連の取り組みなども実施していきながら事業としての法人運営も行っていきます。また、全国各地のまちづくりなどの事例もぜひ教えてください。できるだけ、「マチノコト」の中で紹介したり、一緒に企画などを作っていければと思っています。





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