2011/08/18

「コミュニティをつくりあげていくこと」LAにあるCoworkingSpace「NextSpace」に行ってきた

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アメリカに滞在して各地をまわっていた理由の一つとして、各地のワークスペースやベンチャーの人たちとお会いして、話をすることも理由の一つでした。そして、Los Angelesに行ったときに、紹介してもらったCoworkigSpaceの一つとして、NextSpaceという場所を紹介してもらいました。

http://nextspace.us/

Coworking + Innovation | The (r)evolution of Work
というテーマのもとに、
デザイナー、プログラマー、マーケティング、ベンチャーやスタートアップ、フリーランスの人たちなどが集う場所として、2009年にスタートし、現在では、
NextSpace Santa Cruz
NextSpace San Francisco
NextSpace Los Angeles
NextSpace San Jose
などの場所が存在する。

僕がお邪魔したのは、LAのNextSpaceで、オープンしたのが2011年の5月頃だったので、まさにできてまもなくというときに案内してもらいました。

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LAのNextSpaceを運営しているのは、(左)Jonathan Lane(右)Sara Vainer で、中を色々と紹介していただきました。

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スペースがあるビルの正面玄関の様子。しっかりと看板が据え置かれており、スペースはビルの二階だったのだが、きちんとわかりやすいようにしている。このあたり、ビルの中などで看板がわかりにくい、ということに対して注意を払っています。

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ここは、フロア中央の様子。机一つからスペースは利用でき、みんなそれぞれ思い思いに作業などをしていました。

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ここはワークスペース。机一つの利用ではなく、もっと広いスペースを利用することもでき、もっと奥に行くと、個人用のデスクやスペースが設けられていて、数人で使っているデザイナーやベンチャーの人たちがいた。

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ここはカンファレンスルーム。時間あたりで利用でき、スペース利用者は契約の形態によって一ヶ月に無料で利用できる時間が決まっており、それ以上利用する場合などはお金が発生する。

しかし、これくらいの大人数でルームを使うことはそこまで多くはなく、普通は個別の打ち合わせ程度なら中央のスペースや外のカフェを利用するだろう。つまり、カンファレンスルームを使うときは、きちんと時間を決めてしっかり、それでいて大人数のプロジェクトなどでの打ち合わせにぴったりだろう。なので、日本みたいにだらだらとミーティングすることもないのだろう。

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フロアの玄関に入ってすぐのところにある壁紙です。利用している人たちのプロフィールや好きなこと、趣味、自分の得意分野やみんなに提供できるもの(これは仕事だけとは限らない。ギター教えるよ、などといったものもあるので、基本なんでもいい)を掲示して、それぞれの参加者の人たちとの交流のきっかけとしている。
(まだ、スタートしてそんなに時間がたっていなかったのでカードや書き込みは少なかったが、徐々にみんなカードを作成しているので、いまはもっとあると思う)

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こちらもフロア入り口入ってすぐのところに掲げてあるイベントスケジュール。定期的にメンバー同士のイベントを開催しており、勉強会やお互いのスキルのシェアなどを行っている。

また、お固い勉強会などのイベントだけでなく、写真にあるように一番上のイベントは「ワインテイスティング」のイベントで、聞いてみると、毎週水曜はワインテイスティングな週だそうです。他にも、ちょっとした気軽にできるパーティなども定期的に開催されており、仕事の面だけでなく、コミュニティの機能としても働いている。

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NextSpaceの裏の通りでは、毎日夕方になるとファーマーズマーケットが開催されており、新鮮や野菜やフルーツジャムなどが売られ、気分転換としてちょっとうろうろしてもいいし、買ってきた食材を軽く調理して、みんなに振る舞うこともできる。もちろん、キッチンやフリーコーヒーは常備設置してあり、Jonathanに話を聞くと、コーヒーにはこだわりがあるらしいです。


LAのNextSpaceがオープンする際に作成された動画で、スペースの説明をしています。CEOのJeremy Neuner自身も動画に登場し説明をしていますが、やはり最後にコーヒーがでてきます。いい仕事にはおいしいコーヒーが大事ですよね。

動画にもでてきますが、案内をしてもらったJonathanの肩書きは
Community Curator +Co-founder
とあります。
つまり、「NextSpace@LA」というコミュニティが、ただそこに存在するだけがコミュニティではく、きちんと運営者Jonathanの意思のもとにマネージメントされており、それに基づいて場が創られている。
なので、サンフランシスコにいけばサンフランシスコのCommunity Curatorがいて、そこの運営者の色や個性によって同じNextSpaceという場所にもかかわらずまったく違う場所として存在しているのだ。

また、運営をサポートするSaraの肩書きも、Community Builderという肩書きであり、場所を創りだして、中にいる人たちへの相乗効果を促すという意味合いがこめらえている。

だから、Jonathanなりの場がここにはあり、彼自身がどうこの場所をやりとりしていきたいか、というものがそこにはあり、それにそって運営されているのだ。

これは、様々なところで主催や運営をされているスペースにとっても考えさせられるものだと思う。”このコミュニティをどうしていきたいのか”という意識を常に考え、それに沿って場所を運営し、キュレーションしていくものであり、そこには特定のメッセージや思想、意識などがあるはずだと思うし、なくてはならないものなのだ。

それなくして、Coworkingスペースというものも、ただ集まればいい、というような意識であってはならないと僕自身も考えるし、NextSpaceの話を聞いて、さらに痛感させられた。

ひと通り中を案内してもらったが、案内してくれたJonathanはとてもフランクな人で、終始会話をしていて楽しかったし、質問したことに対して事細かに教えてくれた。こういうHospitalityあふれる人によって、コミュニティがきちんと運営されていくのだろう。

NextzSpaceの利用自体は、一ヶ月単位、三ヶ月、半年などの契約で利用でき、24H/7Dayで利用できる。もちろん、ONE DAYでの利用でも可能だが、8;30−17;30のみの利用である。

また、イベントやパーティなどの多くが18時からだが、参加も強制ではなく、人によってはそれぞれ自分の家に帰って家族と団欒するなどの時間を積極的に設けており、自由でお互いの個性や生き方を尊重している。

家族や仲間を大事にしつつ、オンの時間に、充実した時間を過ごしつつ、コミュニティの仲間とときに団欒する。自由で楽しく、それでいてクリエイティブな場所なのだと思う。

もちろん、毎日ここに来る必要性もない。それではただの遠隔オフィスになるだけである。Coworkingにいる人達は仲間であり、場所であり、そこで語らうこと、議論や情報を共有することが大切なのだろう。お邪魔させていただいた時間だけだったが、楽しい時間を過ごせました。

Jonathan、Sara,ありがとう!


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